ていねいに書く

新年明けて早や3日。明日からはまた通常の日々がやってくる。といっても、フリーになった私にとって、家で過ごす休みはあまり休みらしくない。この数カ月間、以前の勤め先の仕事を少し手伝うことになっているので、クリスマスもお正月も合間を見ながら翻訳の仕事をしていた。でも、クリスマスから1月2日辺りまではほとんどどこも休み同然なので、エージェンシーからは仕事は来ない。それがわかっているだけでも、気分的には違うかな。安心して出かけられる。

気温は相変わらず高く、クリスマス前後は毎日いい天気だったので、夫と二人、あちこちに歩きに出かけた。山はどこも人でいっぱい。山岳レストランも人でいっぱい。スキーに行く代わりにみんな歩いているのではなかろうか。

大晦日も元旦も、日本の行事とは無縁に過ごしているので、例年同様、というか、年を追うごとに「元旦」という実感がどんどん薄れていくような気がする。でも、逆に年が変わったからといって何かがリセットさせるわけでなく、時間は継ぎ目なく過ぎていくんだと実感するようになったかも。

そんな時間に追われる時間はまだまだ多い。時間に追われているわけではないのに、なんだか気が急いているときも多い。プリントアウトした翻訳原稿を推敲するその字に、そんな感覚が表れる。だから「ていねいに書く」。これが今年の抱負。ていねいに書いて、訳もなくはやる気持ちを抑えられる、かな。

アールガウ州まで出かけ、ロイス川のほとりを歩いた。苔むした木のベンチがぽつぽつと置かれている

アールガウ州まで出かけ、ロイス川のほとりを歩いた。苔むした木のベンチがぽつぽつと置かれている

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