暑く長い夏が終わって

暑く長かった夏が終わり、冬時間の始まりを告げるかのように、空には霧や雲が広がり出した。天気がよかったのはうれしいけれど、河川からは水が消えたまま。高台にあるわが村も、まだ節水警告が解けないまま。おとといから降り出した雨は小雨で、水位は上がりそうにない。今後は、こんな夏が増えるのでは、と予測されている。

10月初旬の秋休み、5年ぶりに義妹家族と一緒にスペイン領のマヨルカ島へ行ってきた。今回は義母も一緒だった。ずっと一緒にいて、つくづく気を使い合う家族だと実感。おかげで、笑いの絶えない楽しい1週間となった。観光でもっているマヨルカ島は温暖な気候だけれど、滞在中に珍しく暴風雨が襲い、ちょうど私たちが滞在していた辺りに死者を伴う大きな被害が出た。天気が回復したあとビーチへ行ってみると、地形が変わっていたほどだった。のんびりと過ごしている間、夫が「亡くなった人もいるというのに、僕たちはこうしてビーチに寝転んでいるんだよね」とポツリ。マヨルカで自然災害に遭って死ぬなんて、誰が想像しただろうか。

マヨルカにたくさんある、元農家を改造したフィンカと呼ばれる一軒家。6人と人数が多かったので、一軒をまるまる借りた。プール付きで広々とした敷地に建っているので、開放感もたっぷり

その後は、明日から始まる1週間の泊りがけの仕事の準備と、ほかにポツポツと入ってくる翻訳の仕事に追われる毎日。あ、いや、その前に、マヨルカから帰って、夫がまだ1週間休みを取っていたので、あちこちの山にハイキングに出かけたのだった。これまで夫は、亡くなった父親が使っていた革製のリュックサックを背負っていたのだけれど、先日、外ポケットがいっぱいついている新しいリュックを買ったので、去年買ったばかりのハイキング用のパーカーと一緒にそれを使いたくて、目指すは常に標高が高くて気温が少しばかり低い山だった。

平野は霧の中でも、標高1000メートルを超えると青空に

でも、その頃はまだまだ天気がよくて、着いたときは肌寒くても、歩いているうちにパーカーなんか着ていられないほどになる。そうなったらリュックの出番。山の傾斜地に腰を下ろして、うちで作っっていったサンドイッチをほおばってしまえば、リュックは空っぽになるからパーカーを入れないと寂しいくらいなのだ。

  

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