昨日のハロウィン、渋谷は大騒ぎだったようだが、私たちは故人のお墓参りを兼ねて遠出をし、久しぶりに暗くなってから帰宅した。今年の秋は高所に霧がかかることが多いような。昨日も1000メートルくらいのところに霧が雲海となって太陽を遮っていたので、中央スイスのリギ山にケーブルカーで登り、数時間、強風にあおられながら陽光を楽しんできた。
今回はゴルダウの町から登山列車で頂上へ向かう。私は電車代が半額になる定期を持っているのだが、ふだん車で通勤している夫はそれを持っていない。往復の切符代は2人で100フラン以上。「高い太陽だね」とため息。
頂上のレストランで暖かいお茶を飲み、しばらくその辺をうろうろしてから、一駅だけ歩いて下った。途中、風がほとんど当たらないベンチを見つけ、30分ほどほっこりと日向ぼっこ。日暮れ前に帰りの電車に乗って、下界の駐車場についたときはもう真っ暗だった。
夕食もそのまま外で。チューリヒにある大好きなイタリアンに7時に予約を入れてあった。ここは予約なしではほぼ入れない。車の流れはチューリヒまで順調だったが、高速の出口で大渋滞。20~30分ロスしただろう。でも、運よく駐車スペースをすぐに見つけられ、7時ちょうどに滑り込んだ。でも、レストランは満席だ。あれ?予約したのにね……。女性のご主人が眉をひそめながらやってきて「ごめんなさい。30分待ってもらえるかしら?」。お腹は空いていたけれど、どちらにしても食前酒をまずいただこうと思っていたので、カウンターに座って(いつものことだが、ここで食事をしている人たちもいる!)ビールと白ワインを注文。でも、これはお店の厚意で無料。「何かおつまみは要りませんか?フォカチャなど?」と、ほぼ強制的にこれも持ってきてくださった。夫はビールをおかわり、私にも白ワインのおかわりは?と聞いてくれた。こんなにサービスしてくれるんだったら、30分待つ方がいいね~と、なんだか得した気分で帰宅したのでした。
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