モーリシャス、ん~~

約2週間のモーリシャスでの休暇は、半無事に終了した。ともかく、夫も私も怪我を負うことなく我が家へ戻った。ありがたや。これまでは交通事故に遭うこと なく、また重い病気にかかることなく、スイスへ戻れたことに感謝していたが、これからはもう1つ、何者にも襲われることなく自宅に帰れたことに感謝するこ とになりそうだ。

mauritiusそう、モーリシャスでなんと私たちは夜盗に遭ってしまったのである。それは休暇が始まって1週間くらいたったある夜中のことでした。2階に部屋をもらって いた私たちは、夜中にクーラーを消して、暑くなったらバルコニーに続くガラスの引き戸を開けて波音を聞きながら寝ていた。それが間違いの元だった…。

その夜、いきなり隣に寝ていた夫がガバッと起きて「うぉ~」と叫びながら引き戸の方へ突進していくではありませんか。私も目を覚まし、「どうしたの?」と 叫びながら異様な雰囲気が漂う中バルコニーへ走ると、夫が下を覗き込んでいる。すでに犯人の影も形も見えない暗闇に向かって「どろぼう~!!助け て~!!」と大声を張り上げたが、目の前に広がるビーチの波音に消されたのか、だ~れも出てこない。

部屋に戻ってチェックすると、前の日に買ったばかりの布製の小さなバッグがなくなっていた。「何が入ってた?」「えっと、あなたの携帯と運転免許証。現金はほとんど入ってなかった」「そうか。これくらいで済んだらまだいいか」

海岸によく見られるフィラオスと呼ばれる針葉樹の林。防風林なのかな?

海岸によく見られるフィラオスと呼ばれる針葉樹の林。防風林なのかな?

でも、しばらくしてから「カメラは?」と聞かれて、「あ~~~~~。カメラも盗られた!!」

数日前に「いい写真がたくさん撮れたから、うちに帰ったらプリントアウトして職場の壁に貼ろうっと」と話していた夫は大ショック…。1週間分の思い出は今ごろもうどこかで燃やされてしまっただろう。

それにしても、あとから考えると相手が凶器を持っておらず、夫が反射的に飛びかかっていったときにケガを負わせられるようなことがなくて本当によかった。あとから部屋へやってきたセキュリティや警察の人も、それを聞いてちょっと驚いていたものね。

ホテルの前のビーチ。夕方になると地元の子どもたちがやってくる

ホテルの前のビーチ。夕方になると地元の子どもたちがやってくる

モーリシャスのホテルはどこも24時間体制で監視されている。ビーチはたとえホテルの前にあっても一般の人に開放されており、出入りは自由。そのため、 ビーチの両端にも監視員が24時間見張っている。それなのに…。観光に力を入れている島なので、ビーチはどこもきれいに手入れされているし、人々もとても 親切だ。観光客に関わる事件を担当する観光警察というのもあって、調書を取るためにホテルまで来てくれる。盗難に遭ったとはいえ、いい休暇だったと思って いる。

毎晩ホテルで夕食を取ったのだが、バイキング形式が多く、そのときには必ずチリソースとトマト・チャッネが用意されていた。これがおいしくておいしく て…。チリソースにはグリーンチリが使われているのですごく辛いのだけれど、癖になる味。モーリシャスではどの家庭もそれぞれのチリソースのレシピを持っ ているそうで、私もマネージャから1つレシピを教えてもらった。昨日作ってみたけど、ホテルのとはちょっと違うんだよなぁ。ざんねん。

 

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