著者と夕食

昨日の夜、『スイスの使用説明書』の著者の1人、トーマス・キュングさんと初めてお会いした。お互いのパートナーと一緒にチューリヒの某レストランで夕食 を、という話になっていたのだ。レストランは彼らに選んでもらった。私たちが行くレストランはいつも決まっているし、これといって適当なところが思い浮か ばなかったから。新たにレストランを開拓するいいチャンスだし。

キュング夫妻は、思った通り、とても楽しい人たちだった。彼は「初めて自分の本が翻訳出版された!」ととても喜んでくださった。もちろん、もう1人の著 者、ペーター・シュナイダーさんも誘ってくれたのだが、都合が悪く、欠席。彼もやっぱりとても楽しい人だという。まあ、ああいう本を書く人たちだものね。

「何で俺まで…」と最初はちょっとぶちょーづら気味だった夫も「現場」では楽しんでいたよう。キュングさんは元ジャーナリストだけあって好奇心旺盛。それ にいろんな面白い経験をしてきている。話し上手で(自分で「僕はおしゃべり」と認めていた)、私は何度大声で笑ったことか。『スイスの使用説明書』執筆裏 話やこの本にまつわる話も興味深かった。

彼とはきっと波長が合うだろうなあと思っていたけれど、まさかここまで…と思ったのは、彼も6年ほど前に椎間板ヘルニアに苦しみ(私は2週間前から症状が 悪化。現在、治療中だけど、椅子に座っていると足が痛くなってまだ長時間は耐えられない)、さらにスイスドイツ語圏の手話も習っていたと聞いたとき。これ にはびっくり!

彼が最初に言った通り、「ここの食事は安くはないけど、値段相応のものを出してくれ」たレストラン「Didi’s Frieden」は、8時に入ったときはほぼ満席。空のテーブルが徐々に目立ち始め、残るは私たちを含めあと数組となって「じゃあ、そろそろ…」とお店を 出たときは11時半だった。確かに安くはなかったけど、とってもおいしいお料理&デザートと愉快な会話に大満足の夜でした。

夫が頼んだチョコレートケーキ。大きなガラスのお皿にのっかったケーキを持ち上げる天使(?)はチョコを使ってコックさんが手書きしたもの

夫が頼んだチョコレートケーキ。大きなガラスのお皿にのっかったケーキを持ち上げる天使(?)はチョコを使ってコックさんが手書きしたもの

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