記録更新の春に思う

暑い……と言っていい。午前中、陽がいっぱいに差し込む仕事部屋にいると汗をかくほど。この3月はまた記録を更新した。計測開始以来最も暖かい3月となったのだそうだ。去年の夏も記録を更新していたような気がする……。温暖化は確実に進んでいるようだ。

今年は水仙の開花もずいぶん早い

仕事で温暖化や再エネ拡大に関する文書を訳すことがあるので、私の心配度はかなり高い。が、我が家はまだ化石燃料で走る車に乗り、分譲アパートの屋根にもまだ太陽光発電設備はついていない。今やっと住民の意向を再確認しているところだ。前回の集会では賛成しない人も少なくなかった。驚いたけれど、元が取れるのかとか、ほかに出費したいものがあるとか、いろいろとそれぞれ思惑があるのだろう。

国レベルでも、再エネに関する議論がやっと盛んになってきた。南部の山岳地帯やダム湖の水上に巨大な太陽光発電設備を作るとか、新築住宅の屋根に太陽光発電設備の設置を義務付けるとか。いずれにしても、代わりに美しい風景や甍の波など、何かを断念しなくてはならなくなる。今の快適さを保ちつつ、再エネに移行するには仕方のないことだ。

この冬に懸念されたエネルギー不足で、国民は少し節電することを覚えたと思う。それを生かして、増エネより節エネに力を入れた方が私はいいと思うけれど、それぞれの思惑でこちらの方はかなり難しそうだ。ざんねん。

 

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