月: 2020年1月

今年の抱負

年末年始の2週間のお休み中は、昨春に出版していただいた本の続編の翻訳をバリバリ進めようと思っていたのに、人を呼んだり、家族で会ったり出かけたり、霧の下界を脱出して太陽を探しに行ったり、最後は体調を崩したりで、結局何もできなかった。

大晦日の午後。眼下には霧の海が広がる

幸か不幸か、エージェンシーからの仕事がまだほとんどないので、やっと一昨日くらいからぼちぼち取り掛かり出した。今年はとにかく、早くこの原稿を仕上げたい。そして、次のプロジェクトに進みたい。それが実現するといいけれど。

今年はほかにもやろうと決めたことがある。食べた肉の量と、腐らせたりして廃棄してしまった食料の量を記録すること。肉はこれまでもあまりたくさん取らないように注意はしてきた。ヨーロッパの肉料理に使う量は、和食や中華で使う量とは比べ物にならないほど多いので、そんな肉料理を作る回数を減らしてきたのだけれど、今どのくらい食べているのか、ちょっと知りたいと思ったのだ。スイスの平均は1年に50キロ弱だという。1週間に1キロ弱。かなりの量ではないだろうか。最近はヴィーガンブームで肉に代わる商品もいろいろ出てきた。見た目も味も鶏肉に似た、豆で作った食品が今、話題を呼んでいる。環境や動物愛護といった面でも肉の消費は考え物だ。この傾向は悪くないと思う。

買った食品の廃棄も、今、大きな話題になっている。我が家は二人しかいないので、パッキングされた野菜を使いきれずに(特にズッキーニとコリアンダー!)腐らせてしまうことが多かった。でも、きちんと考えれば、買ったものはすべて使いきれるし、賞味期限にもあまり左右されずに、目や舌で確認しながら使えば、長く保存できるものも少なくない。

記録すると決めると、自然に負のリストがあまり長くならないようにしようと考え、行動がそちらの方に誘導される。自分が今まで何を多く捨てていたかもわかっているので、少し努力すれば無駄を減らせそうな気がする。まずは小さな一歩から。

霧の上では、元旦の真っ青な青空が眩しい