月: 2019年8月

いざ、ベルリンへ

去年から「行かねば」と思っていた。今年春に出版していただいた拙訳書『大事なことがはっきりするささやかな瞬間』に載せる写真を撮りに。去年は望みが叶わず、元同僚がたまたまベルリンへ行くというので、写真を撮って来てもらった。

今、また前進したり足踏みしたりしながらだけれど、この続編を翻訳しているところだ。こちらにも写真が必要なので、今回はぜひとも自分で❕と思い、今まで全く関心を示さなかった夫が突然一緒に行くと言い出したので、週末を利用して2泊で行くことにした。そして、昨日無事戻った。

まあ、ベルリンにたどり着くまでいろいろあったけれど、終わり良ければ総て良し。

Kastanienalleeにはしゃれた小さなカフェやレストランがいっぱい

テレビタワーから見ると、街区の違いがよくわかる。社会主義のなごりもあちこちに

今回の旅で思ったことは、街はとにかくホテルから出て自分の足で歩き、地下鉄に乗り、トラムに乗る!地図を見ていただけではやっぱり感覚がわからない。いつも海にばかり行っているので、久しぶりの見知らぬ都会は疲れ果てる場所だったけれど、いつか行ってみたいと思っていた場所だったので、まあ満足。スイスに比べれば、物価も断然安い。30年前まで、ここが恐ろしい壁で分断されていたのかと思うと、不思議な気がする。街並みはまったく統一感がなく、ばらばらな感じ。でも、ここはやっぱり他にはない歴史が詰まり、それを忘れたくないという空気が漂っている。

イーストサイドギャラリーの一番人気はやっぱりここ。人を写さずに絵だけを撮るのは至難の業。ここでは前の人の左腕が入った

今度は誰かの頭が……

今度こそ!と思ったけれど、また壁の前に人が立つ

それでもあきらめない!やっと誰も写っていない写真が撮れた