月: 2017年2月

スキーをしなくても冬山で楽しむ

この2週間、週末は好天に恵まれていた。といっても、平野部の上空は霧に覆われていることが多い。なので、みんな太陽を求めて上へ上へと上る。私たちもスイス中央の山間部へと足を延ばして、雪山の絶景と太陽の光を満喫した。

行ったところはどちらもスキー場なのだが、かんじきを履いての冬ハイキングがちょっと流行っていることもあり、ウインターハイキング道なるものもあちこちにある。別にかんじきを履かなくても、普通の冬靴でも大丈夫だ。ただ、底はすべりにくいものがいい。すり減り気味の靴で行った夫は、急な上り坂でズルズル滑ってたいへんそうだった。そう、ゲレンデがあちこちにある場所に行ったので、さすがにかなり急な坂道も多い。おまけに太陽がサンサンと照っていたので、暖かい格好をしていった私は汗だくになった。昨日の日曜日は、先週の暑さを思って1枚長袖Tシャツを減らしたけれど、そして坂道も先週ほどはきつくなかったけれど、やっぱり汗だくになった。

歩きながら辺りを見回すと、スキーやスノボーをする人はもちろんのこと、かんじきを履いて歩く人、私たちのように普通の冬靴で歩く人、そしてそりを引く人もたくさんいた。そりは子どもだけではなく、大人も楽しむ。昨日行ったところでは貸しそりもあったようだ。小さい3輪の自転車にそりをつけたような乗り物を操る人、空気を入れて膨らませたゴム製の小さなそりに腹ばいになって頭から滑り降りる人など、みんなさまざまな楽しみ方をしている。

レストランに座って目の前の山を眺めると、ほぼ全面にシュプールが見える。均されていない場所にもいたるところにシュプールがある。どうやってあそこまで行ったんだろう?でも、ゴンドラに乗っていったん山に登ってしまえば、その周辺の山が全部スキー場になっていて、一つのゲレンデやコースにいる人の数は本当に少ない。さすが「スキー大国」と言われるだけのことはあるなぁと感心。こんな環境で、2つや3つの時からスキーをしていれば、うまくならないわけがない。ま、私はこうやって雪山のハイキングコースを歩いて汗をかき、雪の上でピクニックをして日光浴をするだけで十分幸せだけど。