月: 2011年8月

にぎやかになってしまった秘密スポット

8月も末に近づいて、ようやく夏らしい気候になった。素麺やざるそばがおいしい。でも、これもあと数日、いや明日で終わりかも。

今年、湖で泳いだのは4回のみ。先週からやっと、だ。先週末は2日とも暑く、日曜日は私たちが大好きな山間の湖クレーンタール湖へ行くことができた。この 湖の水温はかなり低いので、よほど暑い日でないと泳げない。朝ちょっと早起きをして、パン、ビール、ソーセージ、水、果物、新聞、本、そしてエアマットを 2つ持っていざグラールス州へ!車でちょうど1時間の距離だ。

朝のフルーツを食べ、ひと泳ぎしたらもう「お腹が空いた」とBBQの火を起こす夫

朝のフルーツを食べ、ひと泳ぎしたらもう「お腹が空いた」とBBQの火を起こす夫

朝10時ごろに湖に着いたが、道路沿いのあちこちにもうたくさん車が並んでいる。私たちのスポットは、道路から急な崖をずるずると下りたところにある狭いニッチ。でも、マットを2つ並べ、BBQ用の火を起こすには十分なスペースだ。

そうそう、今回は初めて日よけのパラソルも持参。気温が30度を超える日には、影があるとやはりありがたい。「やっぱりよかったね~、パラソル買って」と夫と2人でにんまり。湖畔で食べるソーセージの味も格別。

KloentalerseeII4時ごろまで湖畔でのんびりしていたが、この湖に来るようになってから20年、その間に訪問客がとても多くなったことに気がついた。以前は湖の真ん中で泳いでいるのは私たちくらいだったような気がするが、今ではボートも頻繁に通るし、ニッチとニッチの間のほとんど人が座れるか座れないかという岸辺の(それこそ)ニッチにもカップルがいたりする。アイスクリームもボートで売りに来るようになった。岸辺にはビンのかけらなんかも落ちていて、ちょっとびっくり。こんなことは前はなかったと思うんだけどなぁ。

帰り道、道路脇には驚くほど多くの車が停まっている。湖の周辺にはレストランが1軒、反対側の端にキャンプ場が1軒あるのみ。たぶんそのほかにトイレの施 設はないと思う。これだけ大勢の人間がトイレのない場所に長時間滞在する・・・。う~ん。湖には「クレーンタール湖を美しく」という看板も立っている…。 う~ん。

でも、水質調査の結果を調べたら、それほど悪くない。ま、あまり深く考えないことにしよう。

日本に恩返しを

昨日は久しぶりの来客だった。夫の元同僚と彼の奥さんで、数ヶ月前に元同僚とばったり街中で会い、数年ぶりに我が家へ来てもらうことになった。

彼らは日本語はまったくできないが、2人だけで日本を旅行したことがある。「ハプニングはいろいろとあったけど、嫌な出来事は全然なかった。そんな旅行は後にも先にもこれっきり。みんなすごく親切で、たくさんお世話になった」と2人して口をそろえる。

「そんな日本にまだ恩返しをしていない。今回の被災に対し、自分に何ができるだろう」と問われた。一番簡単なのは募金だろう。でも、ちょうどこの日、日本 の新聞で「忘れ去られることが一番怖い」と被災者が語っているのを読んだので、それを伝えた。スイスにいる自分たちができることは何か。「キミを通じて、 何かできたらいい。ほかにも一緒にやってくれる人は何人かいると思う」と言う。

わたしは5月からこのサイトのドイツ語のページで、被災地の状況を少しずつだが伝え続けている。http://koyama-luethi.ch/web/blog-fukushima/

被災や原発事故に関する報道がスイスでもどんどん減っているからだ。「忘れ去られるのが一番怖い」という人々にスイスの有志とともに何ができるか、これから少し考えたい。

このページを読んでくださっている方々で、ドイツ語圏の人に何か伝えたいことがある人はぜひご連絡いただきたい。稚拙なドイツ語だが、また読者数もまだまだ少ないが、細く長く日本の状況を伝えていきたいと思っている。