月: 2010年7月

みんな何かを思っている

昨日、少し時間があったので、久しぶりに友人・知人のブログをまとめ読みした。みんな、マメに書いている。すごいなあと感心。いろんな人のいろんな思いを 読んだので、そのあと少し頭が混乱した。誰に何が起こったのかわからなくなった、というのではなく、人って本当にみんなが違う出来事に遭って、みんながそ れぞれ違うことを考えているんだなあということ。

これは当然のことなのだけれど、今まではそういうことを一挙に知る機会がなかった。1ヶ月に1度とか3ヶ月に1度とかの割合で個人的に会っていろんな話を する。でも、そのときにはその人の話しか聞かない。今はインターネットというヒジョーに便利なものができて、みんなが当たり前のように自分に起こった出来 事や自分の考えていることを公開している。

「地球はみんながポジティブな意識を発すれば良い方向にいく」という人がいる。私は根本的に、どの世界にも必ず善があれば悪もあると思っている。「みんな が良い人」という状況は絶対に訪れない。何者にも個性がある限り。そしてそれを比較する癖が私たちにある限り。と、まあそれはいいとして、みんなの意識を 私はこのブログのまとめ読みで実感した。この地球には実にさまざまな思いが充満しているのだ、と。

昨日は、スイスの代表的な観光列車ともいえる「氷河特急」が脱線事故を起こし、日本人の観光客は死者1人を含む大きな被害に遭った。このルートは日本人に 人気だ。私も確か、母と叔母と一緒に氷河特急に乗ったことがある。みなさんきっと、スイス旅行をずっと前から楽しみにして、電車の中でも楽しい、あるいは くつろきの時間を過ごしていたに違いない。母や叔母の姿とも重なって、心が痛みます。