水泳に週2回行っている。「着替えるのが面倒くさい」「塩素の匂いと、なんとなく不潔っぽいのがイヤ」という理由でこれまでプールを避けていた。でも、 モーリシャスでたくさん泳いで体が引き締まったような気がしたのと、これまでの運動不足を実感したのとで、休暇から戻った1週間後、家から一番便利なとこ ろにあるプールへ通い出した。
モーリシャスでは1日中ビーチに寝そべっては泳ぐということを繰り返していたので、もちろん爽快度は全然違うけれど、30分休憩なしでひたすら泳いで家に まっすぐ帰ると体は心地よく疲れている。初日は夕食後のテレビの前で眠ってしまったくらい。水を含んだ粘土性の地面のように、手のひらで軽く叩くとぺちゃ ぺちゃと揺れるお腹はまだまだキリッとなってくれないけれど、回数券も購入して、ちょっとこの心地よさにはまっている。
更衣室やロッカーなどの施設が整っている湖水浴場がオープンしたら、プールとはおさらばしてチューリヒ湖で泳ぐんだ。本当はお金が要らないその辺の湖畔に 荷物を置いて30分泳いで帰宅したいところ。でも、そうすると水着が乾くまで日光浴をするか、もしくはタオルに身を包んで公衆の真ん中で着替えをするかの 選択を迫られる。日光浴をしたら、せっかくさっぱりしたところにまた汗をかく。人前でモゾモゾと着替えをするのもなんだか…。それに置いておいた荷物を盗 まれないとも限らない。
盗まれるといえば、モーリシャスでの夜盗経験はなんだかもう遠いことのよう。でもそれでいてやっぱり、夜バルコニーのガラス戸を開けたままでテレビを見て いるときにがたんと物音がすると夫と2人身構える。夜中に目が覚めて窓ガラスから暗い庭を眺めると、黒い人影がぬっと現れそうな気がする。
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