ブルターニュはグルメ

不安はみごと的中。 石造り、あるいは壁に木がはめ込まれた建物が美しいブルターニュでの初めての夕食。サン・マローの町をぶらつくとあちこちで見かける「Fruit de Mer」の文字。これはやっぱり頼まなくては、ということで2人分を注文したら、茹でられたあとすでに冷たくなった種々のエビや貝に混じってさっそく生牡 蠣登場。わたしは生ものはまったく駄目なので夫にすべて譲ったけれど、彼も「ぜんぜんおいしくない」と言う。一番上にでんと乗っかったカニもあまり食べる ところはないし、エビも特においしいとは思わなかった。ま、いいか。何ごとも経験。

レンヌの旧市街。ゆがんだ建物もたくさん

レンヌの旧市街。ゆがんだ建物もたくさん

2晩目。夫は肉を食べると言うので、わたしも何かないかと探す。ステーキは苦手だし、あ、でもこの仔牛なら大丈夫かな。フランス語でよくわからないけど、 ポルトワインを使ったタリアテッラか。いいんじゃない?と注文。でもそのあとに、ポルトワイン?ひょっとして…、と疑惑浮上。しばらくして出てきたお皿に は、やっぱりマッシュルームみたいなものがたくさん乗っかっている。1つだけ恐る恐る食べ、夫にも試してもらったけれど、これはやっぱりレバーだ。ああ、 だめ。パス。何ごとも経験?

ブルターニュの北の方。あじさいの花があちこちに

ブルターニュの北の方。あじさいの花があちこちに

周囲ではみんなムール貝&フライドポテトを食べている。昔よく手伝いで、アコヤガイを入れた網にへばりついたムール貝の小型版を必死で掃除した。食べるなんてとんでもない。もうたくさんです。それに、それほどおいしいとも思わない…。

有名なクレープやガレットはいい匂いがしておいしいけどバターたっぷり。これまた有名なリンゴ酒と一緒に味わっても、せいぜい3回が限度。魚もバターたっ ぷりのムニエル…。あちこちのお店で売られているクッキーやキャラメルが入る余地はもうありません。日ごろ、軽めの食事をしているんだなあとつくづく実 感。

サラダは新鮮でおいしい。でも、みなさんフォアグラやら砂肝やらがお好きなようで、フツーのサラダを探すのは結構たいへん。好き嫌いが多いとほんとにソン です。結局、わたしがブルターニュでおいしいと思ったものは、サラダ、フランスパンのサンドイッチ、最後にレンヌの旧市街で食べたピザ。舌平目のムニエル とアイリッシュカフェもおいしかったけど、重い~。

限りなく遠浅。こういうところを岸に向かって延々と歩き続けた

限りなく遠浅。こういうところを岸に向かって延々と歩き続けた

一番思い出に残っているのは、干満の差が激しい海岸を裸足で歩いたときの心地よさ。ちょうど潮が満ち始めるときで、粘土のような地面の上を海水が静かに流れる中、30分くらい歩いたのかな。足の裏が程よくマッサージされて爽快そのもの!あとは大西洋の水の冷たさ。休暇の前半は冬用の上着を買ったくらい寒かったけれど、後半は午後になると泳げるくらいの暑さになった。水温はたぶん17、8度くらい。でも、気持ちいい~。

おもしろかったのは、フランス・ドイツ・スイスが共有する小さな飛行場からレンヌに飛ぶ飛行機がすっごく小さくて、行きのはまっすぐ立てないくらいで定員 はたぶん10人くらい。帰りのはもう少し大きくて20人くらい乗れたと思うけれど、どちらもトイレなし。飛行時間は2時間。おなかの調子が悪くなくてよ かった。

0 comments:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください