3年ぶりに帰省した。今回は夫と2人。まず私が1週間早く帰国して、そ の後、関空に到着した夫をピックアップし、そのまま電車で九州旅行。一番の目的は指宿の砂蒸し風呂。ちょっと奮発して海辺の素敵なホテルに宿泊した。結構 暖かかったので、寝るときは窓を開け、その手前の障子を閉めて、寄せ返す波の音を聞きながら眠りについた。何という幸せ!まったく、私が日本に着いたとき は北風が強くて暖房なしではいられないほど寒かったのに、九州を周っている間中、気温は20度くらいあり、半袖で歩き回れるほどだった。博多ラーメン、柳 川川下り、砂蒸し風呂に特攻隊記念館、そして桜もちらほらの熊本城。夫もまずまず満足してくれたようでほっ。
今回は実家に合わせて10日くらい滞在したが、東京滞在中や九州旅行の行き帰りに10件以上のアポを取っていた。いつも会う友人のほかに、最近仕事を通じ て知り合った人やン十年ぶりに会う人も。さまざまな職種の人の興味深い話をたくさん聞くことができた。みなさま、お世話になりました。
今度の日本滞在で思ったことは、日本の社会ってやっぱりとてもサービスが良い。みんな親切。マナーをきちんと守る。一つ辟易したことは、過剰サービスとも 思える電車の中などのアナウンス。「電車とホームの間が大きく開いている」ことを注意するのはまだしも「お子様連れの方は手を引いて」とか「ドアの開閉に 注意」とか、黙っていてはならぬとばかり繰り返されるアナウンスを聞いているとうんざりする。こんなアナウンスを四六時中聞いていたら、日本人は自分で考 えることをしなくなるのじゃないかしら。人に言われたことしかやらない、注意しない。これってとっても危ないことだと思うけれど?どこかで誰かが操作して いるんじゃないかしら・・・と、ある人に言ったら「そんなことができるくらいなら日本もまだたいしたもんだ」と返された。でも、そんな不安を抱くくらい無 意味なアナウンスが多いと思う。
もともとは久し振りに満開の桜を見たいと思って3月に帰国を決めたのだ けれど、満開にはタッチの差で早すぎた。今週末くらいには桜も見ごろになったんじゃないかなあ。でもまあ、あちこちで美しい風景を見られたし、おいしい和 食を食べたし、今から思うと別世界にいたよう。なんだかんだ言っても、今回は日本の良さをいつもにも増して実感した。まあ、日常生活とは少し違う日々だっ たからなんだろうけど。明日から仕事。さあて、気分を入れ替えなくちゃ。
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