ごめんなさい、モグリ

シュールが見つかった。連絡があったのは、私たちが南仏でボ~っとしていたときだから、もう2週間くらい前になる。「家出」をして何と10キロも離れた街 に姿を現し、あるご家庭でお世話になっていたのだそうだ。そこにはほかに2匹の猫がいて仲良くしていたそうな。これに懲りてもう夜中に「外に出してく れ~」とごねることもないだろう。

サントロペのハーバー。絵を描く人がたくさん

サントロペのハーバー。絵を描く人がたくさん

懲りると言えばモグリも。先週の土曜日、シャンペンやらワインやらで酔っていたのか、私たちはモグリがアパートの建物の階段場にいることをすっかり忘れて 床についた。夫は夜中や明け方にモグリの鳴き声を聞いたそうだが、てっきり部屋の中にいると思ってそのままグウグウ寝ていたのだそう。翌日は日曜日。私た ちは10時くらいまで朝寝坊。アパートの住人たちも同じとみえて、モグリは約12時間、階段場に閉じ込められていた。いくら呼んでも誰も起きてこない。 やっとのことで私たちの部屋のドアが開いたとき、モグリはブーブー文句を言って(本当にそういう感じだったのだ)、部屋の中をウロウロと歩き回った。その あとはもうほとんど家に戻ってこなかった。

さて、天気もいいし、私たちもちょっと歩きに行こう。ということで、階段を下りて地下の駐車場へ。そのとき、地下1階にあるほとんど使っていないドアの前 に敷いてある足拭きマットの上に何やら黒いものが3列に並んでいるのがふと目に留まった。「あれ、モグリがここで吐いたのかな?」でも、よく見てみると ちょっと違う。もしかして、これ…。ああ、哀れなモグリ。きっと適切な場所を探してウロウロと歩き回り、誰の匂いもついていないこのマットの上を選んだに 違いない。ごめんね~。今朝、様子が変だったのはそのせいだったのね~。

モグリの様子はほぼ一日普段と違った。私たちを責めているのか、自分を恥じているのか…。きっと、私たちを責めているに違いない。ごめんなさい。もう二度と忘れません。

話は変わって、10月から勤め出した。家にいる時間が減って、これまで週1回の割合で書いていたスイスからのニュースがだんだんたいへんになりそうな感 じ。でも、もうこのニュースも8年目。えっ、もう8年目?われながらすごい。初めは知り合いなど30人くらいが読んでくれていたに過ぎなかったけど、最近 では100人近くまで増えている。だから、やめちゃいけないかな。もう少しがんばろうかな、と思っている。

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