星の数ほど

先週末、男性2人と女性1人を夕食に招いた。今夏の天気は「縞模様」だが、週末はまずまずの天気になることが多く、この日も上着を羽織りながら夜更けまで外で過ごした。

我が家の北側は飛行機の着陸ルートになっていて、轟音は聞こえないけれど、着陸態勢に入った飛行機が東から西へと次々に飛んでいくのがよく見える。それを見たためか、一番若い男性が自分のスマホに入っているAppを見せ始めた。世界で現在飛行中の飛行機のルートや情報が一瞬にして手に入るAppだ。もうすぐ60歳になる男性から40歳前までの男性3人はすごい盛り上がりよう。頭をつき合わせてワイワイやっている。おかげで私は女性とゆっくり話をすることができたけれど、4フラン出して買ったAppは、1週間もすればもう絶対に見向きもされなくなるはず。夫は「いや、毎日窓から飛行機が見えるんだからそんなことはない」と言い、さらに2フランを出して何やらオプションをつけていた。ま、好きにしてください。

それにしても、そのAppの地図を見て驚いた。誰かが「星みたい」と言ったほど無数の飛行機が地球を飛び回っているのだ。「こんなに飛んでいても事故はほとんどないんだから、安全だよね」と夫が言う。確かに。でも、私はこの「星空」を見てぞっとした。365日四六時中これだけの飛行機が飛んでいたら、地球温暖化を止めるのなんて無理じゃない?どうして誰も飛行機の数を減らそうとしないんだろう?

前々から今の航空運賃は安すぎると思っていたけれど、きっとそれもこんなに飛行機が飛んでいる理由の一つに違いない。日本まで10万円もかけずに帰ることができるのはうれしい。でも、やっぱり何かおかしい。

朝霧がそろそろ出だした、秋の始まり

朝霧がそろそろ出だした、秋の始まり

0 comments:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください