月: 2015年7月

農村だなぁ

数日前から最高気温が30度を超す暑さになった。日中、外に出るのを避けるため、日課を少し変えて、朝一の新聞の前に水やりや汗をかきそうな作業から始めている。買い物もいつもはお昼を食べてから行くのだが、最近は9時くらいに家を出る。

今日はシャワーを浴びる前に掃除と洗濯を済ませることにした。その前に、庭の草むしりも少し。我が家には西側と東側に小さな庭があって、建物の北側を通って両方の庭を行き来する。何度か目にそこを通った時、芝生の上に小鳥が倒れているのを見つけた。あら~。どうしたんだろう。老衰?暑さにやられた?けが?獣医さんに連れていったほうがいいのだろうか。いろんな思いが頭の中を駆け巡る。

両手ですくい上げてみるけれど、どうしたものか。ハアハアと苦しそう。目も半分閉じている。両手にすっぽりと収まるくらいの小さな鳥。体は薄い灰色で、くちばしが長細い。とりあえず水をやってみよう。プラスチック容器に少し水を入れて指先を濡らし、口の中に伝い落す。庭仕事をしていたので指先が汚れていて、水もちょっと濁ってしまった。ごめん~。

このままここにいたら、そのうち陽が当たり出して暑くなる。また両手ですくい取って、灌木の木陰に連れていき、もう一度水をくんできて辺りに少し撒いた。ネコに見つけられないといいけどなぁ。

……とこのとき、北側の窓に鳥の羽がついているのを発見。あ~、窓にぶつかったんだ!脳震盪を起こしたのだろう。それだけならいいけど、どこもケガをしていないだろうか。またちゃんと飛べるようになるのだろうか。

そこでずっと見ているわけにもいかないので、部屋に入って掃除を始めた。拭き掃除を終え、掃除機をかけ、トイレを掃除し、あとはシャワールームだけ。その前にちょっと鳥の様子を見てみよう。ガラッと網戸を開けて外に出ようとした瞬間、木陰からバタバタっと灰色の体が飛んで行った。砂利道に下りて辺りを見回しても、鳥が転がっている気配はない。大丈夫かな。

北側の(雑草で覆われた)芝生通路にはふた付きのコンポストが置いてある。朝切った果物の皮を捨てようと蓋を開けてまたまた「!!」。ひょろりと細長い芽がたくさん出ているではないか。何の芽だろう?こんなにたくさん捨てた種といえば……スイカかなぁ。友人宅ではふたなしコンポストから大根が生えてきたそうだ。コンポストは栄養たっぷりだからねぇ。

一昨日、鉢からハーブガーデンに植え替えたばかりのシソ、大きくなってね~と楽しみにしていたのに、なんと!ナメクジにやられてしまった。この暑さだからナメクジもおとなしくしているだろう、芽ももう大分大きくなったから大丈夫だろうと思っていたら大間違い。友人からもらったばかりのシソも、1本だけナメクジから守ったうちのシソも、むしゃむしゃと食べられてしまった。もう一度鉢に植え替えたけれど、ちゃんと育ってくれるかしら……。