月: 2014年12月

年の瀬に

雪がしんしん、しんしん。ほんの1週間前まで雪不足でスキー場はほとんどどこも閉まったままだったのに、降り始めたと思ったら止むことを知らないかのよう に、降る、降る、降る。気温も氷点下にとどまっているので、道路が氷結しているところもあり、車でも徒歩でもちょっと怖い。夫はクリスマス前から2週間の 休暇。朝早くうちを出なくてもいいのが少しうれしい。早朝はマイナス15度くらいにもなるのだから心配してしまう。

私は夫の誕生日の午後に約1週間の泊りがけの仕事から戻り、夜、1ヶ月も前から予約していたレストランで彼の50歳を二人で祝い、その後、二つほど残って いた仕事をぼちぼちと片付け、怠りがちになっていたジョギングの代わりにその辺を歩き回ろうと思っていたら雪になり、動く代わりに朝寝坊を続け、ちょっと 食べすぎちょっと飲みすぎの日が続いて何とか改善を図ろうと考えているところだ。夫も運動不足が気になりだしたのか、雪の中を単に歩きたいだけなのか、今 日は散歩も兼ねて歩いて買い物へ行こうと言い出した。にやり。

Fehraltorf30_12_2014

明日の大晦日は特に予定なし。雪を掻き分け掻き分けチューリヒの街に出て今年最後の買い物をするだけ。元旦は同じ村に住む知人を招いておせちならぬすき焼き。スイス人だから別にいいの。まあ、日本人でも別にいいんだけど。

今年は思いもよらず忙しい1年になった。いいクライアントに恵まれて、自信喪失して落ち込むこともそれほどなく、通訳も翻訳も楽しくさせていただいた。あ りがたい。目標だった震災・原発関係の書籍の独訳出版は残念ながら達成できなかったけれど、「これ」という本が見つかるまでこちらの方も焦らず活動を続け ていきたい。地震・津波や原発事故で被災した方々、収束に向けて原発で働く方々にも、少しでも多く楽しいと思える時間が訪れますように。