西オーストラリア、最高!

6年ぶりの西オーストラリアは鉱山ブームで、物価はスイス並みに上がっ ていた。北西部のエックスマウスの空港で夫が飲んだハイネケンの小ビンは9ドルもした。日本円にすれば約900円。異常な高さだ。田舎町だったエックスマ ウスは高級リゾート地の色が濃くなりつつある。パースでは少し安めだったけれど、西オーストラリア最大のこの街は拡大するばかり。高層ビルが増え、今も駅 前やウォーターフロントで開発が進んでいる。そんなにピカピカさせなくてもいいのになぁ。素朴だったパースが懐かしい。

Perth

でも、西オーストラリアはやっぱり最高!大好きなウミガメと一緒に泳げた!イルカもすぐ近くまで来てくれたし、カンガルーも逃げられてしまってばかりだけ ど会うことができた。エミューは相変わらずエックスマウスの町なかをのんびり歩いていた。シュノーケル・ツアーでは、パースに住む女性がちょっと大き目の サメが休んでいるところを見つけて教えてくれ、初めて見るサメに興奮。

この辺りではジンベイザメと一緒に泳ぐこともできる。夫はそれを楽しみにしていたが、そのツアーは1人なんと4万円近くする。見られなかったら、6年以内 にもう一度ただでツアーに参加させてくれるそうだが、私たちはパス。パースへ帰るとき、エックスマウスの空港で偶然、ツアーに参加して幸運にもジンベイザ メと一緒に泳いだというスイス人女性と出会った。彼女は目をきらきらさせてその素晴らしさを語っていた。ちょっとうらやましかったけれど、私はウミガメと 泳げただけで十分幸せ。

Coral Bay

コーラルベイ。エックスマウスから100キロほど南下

 

Outback

西オーストラリアのアウトバック

 

 

ターコイズベイへ向かう途中。道路のすぐそばの木陰で発見!

ターコイズベイへ向かう途中。道路のすぐそばの木陰で発見!

 

コーラルベイからさらに600キロ南下してモンキー・マイアへ

コーラルベイからさらに600キロ南下してモンキー・マイアへ

オーストラリア北西部にはニンガルーリーフが広がり、ビーチからすぐサ ンゴ礁へ行くことができる。グレートバリアリーフの華麗さには及ばないだろうと6年前はシュノーケルをしなかったが、ビーチと目と鼻の先に素晴らしい海底 世界が広がっている。エックスマウスにいる間は、毎日ターコイズベイに通い、最後の日にはウミガメとしばし一緒に過ごさせてもらった。手を伸ばせば届きそ うな距離で、15分も20分も一緒にいたのは初めてのこと。カメが息継ぎに海面に上がるとき、隣を泳ぐ私の心臓はドキドキ。こんな機会を得られたことに対 する感謝の気持ちでいっぱいだった。寒さを我慢してずっとシュノーケルを続けていたが、もう我慢できなくなって、何度目かの息継ぎのとき、浮上したあとま た海底に戻っていくカメの甲羅をそっと撫でて、別れを告げた。「どうもありがとう。バイバイ」。カメの宇宙遊泳、いつ見ても魅了される。

その前日は、体長40センチほどのリーフシャークが波打ち際にいる魚を追いかけるシーンを目撃。そのまた前日は沈む夕陽を見ようと6時半頃までビーチに残 り、帰り道の薄闇の中に何匹もカンガルーを発見。今回は残念ながら徒歩でカンガルーに出くわすことはなかった。でも、遠くからじっとこちらの様子を伺って いるカンガルーの姿は忘れられない。そうそう、一度昼間に道路のすぐそばでボクシングをしているカンガルーを目撃したことも。ライブで見たのは初めてだっ た。車をバックで戻したときには、喧嘩をしていたはずの2匹は仲良く姿を消してしまったけれど。

 大自然を満喫した夫は、2020年の北西オーストラリア旅行をすでに予定している。

ターコイズベイはエックスマウスから60キロ

ターコイズベイはエックスマウスから60キロ

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