蜘蛛きらい

夏はもう完全に終わり。一昨日まで日差しの中にいるとまだ汗ばむ陽気だったけど、でももうさすがに10月も1週間が過ぎたものね。そろそろ衣替えをしなくっちゃ。

夏、我が家にはいろんな虫たちがやってくる。わたしは害のないものならそのまま放っておく。でも、蜘蛛は苦手。三重の田舎の蜘蛛は異様に大きい。足を入れ たら、大人の手を広げたくらいの大きさはある。畳の上に寝ていて、ふっと気がつくとふすまに張り付いた大きな蜘蛛がじっとこちらを見ていた…なんてことも ある。そして、その目も光って見えるほど大きいのだ。ああ、不気味。

スイスの蜘蛛はそれに比べるとかなり小さい。大きくてもせいぜい足を入れて手のひらほど。それくらいの大きさになるとまだちょっと苦手だが、ちっちゃい蜘 蛛はかなり平気になった。それでも触ることはできないけど。部屋の隅によくいるツィマーマン(Zimmermann)と呼ばれる足の細長い蜘蛛も許せる。 虫を取ってくれていると思うとそうそう追い出せない。見た目もあまり不気味じゃないし。

昨晩の風と雨でいなくなってしまったが、バルコニーにはちょっと派手な、そら豆くらいの大きさの蜘蛛がいた。最初は、昔モグリのお気に入りだった花壇に植 えられている背の低い木の間に巣を張っていた。でも、その頃そこにモグリIIがよく座っていて、伸びをしたりして巣を破ってしまった。蜘蛛はどこに行った のかわからなくなっていたけど、翌日また同じところに巣を作っていた。でもその日、またモグリIIがやっぱりその巣をしっぽで破ってしまい、私は嫌いなが らも蜘蛛に同情。その翌日、木の間の破れた巣はそのままだった。蜘蛛はモグリIIの体にひっついたまま、どこかへ行っちゃったのかなぁ、と思いきや、バル コニーの反対側、右端に新しい巣を構えているではありませんか。ははぁ、蜘蛛って賢いんだ。2回同じ目にあったらもうそれはしない。知らなかった。夏のバ ルコニーは学習の場です。

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