日本に恩返しを

昨日は久しぶりの来客だった。夫の元同僚と彼の奥さんで、数ヶ月前に元同僚とばったり街中で会い、数年ぶりに我が家へ来てもらうことになった。

彼らは日本語はまったくできないが、2人だけで日本を旅行したことがある。「ハプニングはいろいろとあったけど、嫌な出来事は全然なかった。そんな旅行は後にも先にもこれっきり。みんなすごく親切で、たくさんお世話になった」と2人して口をそろえる。

「そんな日本にまだ恩返しをしていない。今回の被災に対し、自分に何ができるだろう」と問われた。一番簡単なのは募金だろう。でも、ちょうどこの日、日本 の新聞で「忘れ去られることが一番怖い」と被災者が語っているのを読んだので、それを伝えた。スイスにいる自分たちができることは何か。「キミを通じて、 何かできたらいい。ほかにも一緒にやってくれる人は何人かいると思う」と言う。

わたしは5月からこのサイトのドイツ語のページで、被災地の状況を少しずつだが伝え続けている。http://koyama-luethi.ch/web/blog-fukushima/

被災や原発事故に関する報道がスイスでもどんどん減っているからだ。「忘れ去られるのが一番怖い」という人々にスイスの有志とともに何ができるか、これから少し考えたい。

このページを読んでくださっている方々で、ドイツ語圏の人に何か伝えたいことがある人はぜひご連絡いただきたい。稚拙なドイツ語だが、また読者数もまだまだ少ないが、細く長く日本の状況を伝えていきたいと思っている。

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