5年ぶりのサルディニア

今日はモグリの6回目の月命日。 一昨日、新しいキャンドルと鉢植えを供えた。サルディニアでの休暇中は、海辺でゴロゴロしていることがほとんどだったので、モグリのことをよく考えた。悲しみが薄れるのと同時に、モグリのことを忘れてしまいそうなのが少し怖い。

Sardinien_Beach5 年ぶりのサルディニア島は相変わらず美しかった。でも、オーストラリアのビーチに比べるとやっぱり劣る…。人の数が違う。砂の色が違う。海の青さも違う。 サルディニアで美しいのは小さな入り江になったビーチだが、本格的な夏休みが終わったという9月になってもまだまだ人で埋め尽くされている。みんなよく日 に焼けて、白人とは思えないほどの色のよさ。私が色白に見えるくらいだ。

スイスのニュースでお伝えしたとおり、今回の休暇のスタートはたいへんだった が、その後はまずまず順調。以前はそれが普通だと思っていたが、最近は事故も病気もなく家に帰ってこられたことをありがたく思う。5年前の休暇では島の南 西部を中心に過ごしたので、今回はちょっと奮発して高級リゾート地でもある北東部に腰を落ち着けることにした。が、ここは本当に高級リゾート地であった。 私は小瓶のコカコーラやオレンジジュース(搾りたてではない)1本が5ユーロ(約770円)したのにおっどろいたが、そんなものではない。同じホテルに泊 まっていたスイス人カップルはエスプレッソ1杯30ユーロ(約4600円)を目撃していたのだ。

私たちのホテルはCala di Volpeという湾の高台にあり、朝・夕の食事込み。見晴らしのいいレストランで取る夕食はイタリア形式で前菜からデザートまで4皿。どれもおいしかった のだが、いつも同じテーブルに座るよう決められていて、おまけに英語ができるウエイターは一人きり。彼以外はみんな見習いかと思えるほどサービスがつたな い。夕食は8時から9時半まで注文できるのだが、10時くらいから子ども向けのお遊戯が大きな音楽とともに階下で始まる。ちょっとうんざり気味だった私た ちは、12泊する中で2晩外食した。

Sardinien_Port Cervo近くには有名なPort Cervoの港町や一回り規模が小さいPort Rotondoがある。Port Cervoではたまたまヨットレースの開催中で、夕方ブラブラしに行くとバーにはいろいろな国のセーラーたちがワイワイやっている。たぶん関係者用なのだろうが、ビールをただで配っていたので私たちもちゃっかり恩恵に与った。

今回の休暇で一番楽しみだったのは、5年前にあるレストランで食べてすっかりファンになってしまったBottarga(魚の卵)スパゲティをもう一度食べ ることだった。ホテルのメニューにはなかったように思うが、お昼に一度、そして最後の夜の外食でもう一度食べることができた。でも、5年前のレストランは かなり良いレストランだったと見え、今回はそれほど感激がなかった。お昼に食べたものはボンゴレ入りで少し生臭いような気がし、そのせいかその後はお腹の 調子が下り気味に…。それでも懲りず、最後の夜にもう一度挑戦。これは本当に魚の卵だけが入っていておいしかった。ボンゴレ入りは邪道なのかもね。

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