月: 2006年10月

初めて買った果物

今日は「秋一番」が吹き荒れている。フェーンなんだろうな。今朝から軽い頭痛がするのはそのためだろうか。スイスに来るまで頭痛など風邪を引いたときくら いしか知らなかったのに、こちらではけっこう悩まされる。「Durchzug」といって、建物や車の中で風が直接頭に当たったり、フェーンになったりする ともう一発。そうすると、肩もこる。頭痛がするから肩がこるのか、肩がこっているから頭痛がするのか…。

マルメロとシクラメン

マルメロとシクラメン

ネクタリンや桃、アプリコットが店頭から徐々に姿を消していくのを見ると、「ああ、もう夏も終わりなんだ」という気分になる。そして、ため息。フルーツの種類が極端に減るなあ…。

でも、その代わりに柿が出てくる。イチジクがある。スモモやプラムもある。洋ナシやブドウもおいしい。栗や胡桃の実だってたくさん。我が家の朝食はフルー ツだけなので、夏が終わるとちょっとキビシイなあ、と思っていたけど、スイスだって実りの秋なのだ - ということに、今年やっと気がついた。

 リンゴかナシみたい

リンゴかナシみたい

柿やイチジクは輸入ものが多いけれど、その辺にたわわになっているものにマルメロ(Quitte)がある。この果物はナマでは食べられないのでジャムにすることが多い。先日、クライアントからマルメロ酒をいただき、それがとってもおいしかったので、先日、生まれて初めてこのマルメロを買ってみた。買ったあ とで、ナマでは食せないということを知り、なあんだ。その後、インターネットでデザートのレシピを探したけれど、まだつくるまでには至っていない。今週末 には何とか試してみたいな。

ベイビー・モグリ

毎日、左手に親指ギプスをはめ、消炎剤を塗り、友人がくれたサロンパスを貼って、入力もあまりしていないためか、腱鞘炎は少し良くなったような気がする。 よしよし。

最近、穏やかな天気のせいか、モグリはほとんどうちに帰って来ない。朝と夜、そして夜中か明け方にエサをねだりに来て、夜はソファの上で僕(しもべ)の私 たちから全身マッサージを受け、そのあとまたさっさと出かけてしまう。まあ、僕と一緒にうちでぼ~っとしているより、外で遊んでいた方が楽しいに違いないことはよくわかるけど…。でも、実はモグリ、それほど外で遊んでいるわけでもないよう。夏の終わりごろだったか、夫がある日、言った。「こいつ、なんか地 下室の匂いがするみたい」嗅いでみると、確かに少しかび臭い…???。

その数日後、隣りの奥さんが笑いながら言う。「モグリってばさあ、うちの地下室に置いてあるベビーカーの中で寝てんのよ!」なんと!どうりで、かび臭いはずだ。上の方が内側に傾いて開けられている小さな窓から出入りしているらしい(これは猫には危険!)。ベビーカーはきっとモグリの毛だらけだ。「ごめんね~」

以来、モグリにもう一つあだ名が増えた。「Keller-Mogli(地下室モグリ)」(その他「Kötzi-Mogli」、「Zecke-Mogli」…わかる人にはわかる(当たり前)あだ名です)

私の仕事机の下で眠りこけるモグリ

私の仕事机の下で眠りこけるモグリ